〈憤怒の罪〉 ドラゴン・シンメリオダス率いる史上最凶最悪の逆賊〈七つの大罪〉の活躍により、人間、女神族、妖精族、巨人族ら四種族が魔神族と争った『聖戦』は終結。 〈傲慢の罪〉 ライオン・シンエスカノールの命が尽きるも、魔神王を討ち果たし、世界は平和を取り戻した。その後、新たな王国の創造を目指す王・アーサーと行動を共にする 〈暴食の罪〉 ボア・シンマーリンをはじめ、大罪人たちはそれぞれの道を歩んでいた―。メリオダスは王女・エリザベスと思い出の地を巡る旅をしていた。その道中、弟・ゼルドリスと偶然の再会を果たす。一方、 〈怠惰の罪〉 グリズリー・シンキングと 〈嫉妬の罪〉 サーペント・シンディアンヌの結婚式が執り行われようとしていた。祝福に包まれる式場には、 〈強欲の罪〉 フォックス・シンバンと 〈色欲の罪〉 ゴート・シンゴウセルの姿も。ドレスに身を包んだディアンヌの登場で華やぐ森に、地鳴りのような不気味な音が響き始めた。“『聖戦』を台無しにした〈七つの大罪〉とそれに 与 くみした者共を罰する”平穏が訪れたはずの地に突如、妖精族と巨人族の軍勢が押し寄せる。敵陣の先頭に立つのは、かつて姿を消した“二代目妖精王”ダリアと“巨人の名工”ダブズ。異様な目つきの侵略者たちの目的は一体…?世の混沌を望む者により崩されていく日常。全種族を脅かす恐るべき陰謀が交錯する。光と闇の戦いの果てに待ち受ける未来は?!呪われた世界は真の平和を手にすることができるのか。壊れゆく世界の運命は、再び集結した〈七つの大罪〉に託された―。
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